【三井温熱療法】で、ガンは治るのか?(20年間の考察)

三井温熱とガン治療

 「三井温熱療法はガンも治せる」と、三井と女子さんの本に書いてあるんですがほんとに治るんですか?

三井先生の代表的な書籍である、「注熱でガン・難病が治る」は、すでに絶版になっています。それでもまだ多数が出回っていて、それを読んだ方々からの問い合わせが少なからずあります。三井温熱療法専門で施術を行っている以上、私にはその質問に対して、真摯に答える必要があると考えていますので、今回は私が、「三井温熱療法でガンは治るんですか?」と、聞かれたときの実際の回答を示しつつ、その回答の根拠なども書いていきたいと思います。

このブログを書いている私は、三井温熱療法を中心にした施術の経験が20年ほど。現在は、三井温熱株式会社が運営する三井温熱東京浅草サロンで、責任者をさせてもらっています。

三井温熱療法で、ガンは治るのか?

答えは、「治った人もいるけれど、治らなかった人もいます。」

これが事実を前提とした答えになります。

口にだして治るとは絶対に言わない【判断するのは、あなたです】

”治るという表現”。

そもそも”薬事法違反”になるのでそのような表現はしません。

医師だって、絶対に治るとは言わないでしょう?

そもそもガンは、今現在、どんな優れた治療法であったとしても、”絶対に治るという保証はありません。”

もし”治る”と言えば、そもそも薬事法違反になるし、多くの人に偽りの希望を持たせることにもなり、発覚すれば確実に捕まるのではないでしょうか。

なのでまず、絶対に治るという保証みたいな言葉を期待してはいけません。

すべての治療法には、不確実性というものがついてまわりますからね。

それよりあなたがやるべきことは、あなたが興味を抱いた治療法に対して、なるべく徹底的に調べてみることです。

その際、その治療法で治った、または治らなかった、ということだけに、目を向けてしまうのはよくありません。

客観的に判断する必要があります。

この場合の客観的とは、治るではなくて、”あなたに効く可能性があるか”ということです。

その治療法が、客観的に、あなたに効くかもしれないという根拠を全く感じないのであれば、それは選ぶべきではない、というのが私の考えです。

とはいえ、ガンに効くかもしれないという根拠があるかないか、あなたが判断することは簡単ではありませんので、徹底的に調べる必要があります。具体的にどう調べるかというと・・・・

  • ネットの情報をくまなく見て検証する
  • 書籍などがあればそれも読んで検証する
  • 直接問い合わせて、具体的な回答をもらう

治る治らないで検証してしまうと、正しい情報を見失うことにもなりかねないので、”あくまでも可能性に目を向けて調べる”ことが大切です。

三井温熱療法でガンは治るのか 

「治った?」 三井温熱療法が効いた人 

「治る治らないに目を向けるべきではない」、という理由についてはご理解いただけたでしょうか? 

ご理解いただいた上で、この後も読み進めていただければ幸いです。

さて、最初に結論として、三井温熱療法でガンは、「治った人も、治らなかった人もいる」と申し上げました。

治ったということが、ガンという腫瘍が無くなったことだと解釈するなら、私の経験上では、数人います。

いずれの方も週に一度以上、三井温熱療法を受けられており、自分でもほぼ毎日のように三井温熱治療器を使ってセルフケアをしていました。

皆さん全員、はじめから転移はしていない状態で、いずれも消化器(胃腸など)にガンがある状態でした。

ガンというのは、進行度とか、転移があるかないか、ガンができる場所とかでも全く違う経過をたどるので、一概にガンが治る、だからすべてのガンが治るとは言い切れません。

正しい表現としては、「他の人が患うガンが治るかはわからないが、私のガンは治った」、ということになるのでしょう。先程腫瘍が無くなった方たちは、まさにそのパターンに当てはまり、「自分は週に一度以上、三井温熱療法を受けながら、自分でもセルフケアをやり、ガンが治りました」、ということになります。

私が、治った例として、問い合わせに答えるとしたら”上記”のようにお伝えすることになります。

ガンの転移があった場合はどうなのか? 

私の経験上、最初から転移がある状態で三井温熱療法を受けて、腫瘍がすべて無くなったという症例はありません。

週に多くて2度の三井温熱療法を受け、ある程度セルフケアも行っている方、ということになります。

残念ながら、最初に来られた状態が悪ければ、それに比例して早く亡くなられる方が多い、と言うしかないのが事実になります。

しかし中にはその状態でも、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)生活の質と訳しますが、それを向上させ、元気に5年以上の時を経ている方も、少なからずいます。

私は、手術・抗がん剤・放射線の三大療法を全面否定するものではありませんが、上記のように三井温熱療法を行い、生活の質を保ちながら、ガンと共存している人では、三大療法をしていない方が多いです。

末期がんに、三井温熱療法は? 

”確率は相当低くなりますが、事実として生還した方もいます。”

しかし、三井温熱療法が直接ガンに効くかどうかということではなくやはり、QOL(あらゆる生活の質)の向上に大きな効果を果たすことが、三井温熱療法を行う第一の目的となります。

末期ともなると、もう三大療法に大きな期待をかけられるわけでもなく、精神的にも、肉体的にも様々な苦しみを抱える方が多いです。

なかでも痛みや痺れなどの感覚の異常は、QOLを著しく低下させ、生命力をどんどん奪い去っていくという事実があります。

痛みや痺れはストレスとなり、多くの場合、薬などの対処療法しかありませんが、骨折や捻挫、急性腰痛などの一時的な痛みではなく、ガンが治らない限り、ずっと続く可能性が高いものです。

三井温熱療法は、100%ではないにしろ、痛みに悩む多くの方のQOLを改善しているのは確かです。

なぜ痛みが寛解(かんかいと読む。わかりやすく言うと痛みがらくになること)するのかと言うと、末期がんともなると、全身が交感神経緊張の状態にあり、小さな痛みも、強い痛みとして感じるからです。

三井温熱療法は、自律神経を整える方法として、生理学的根拠のある温熱療法なので、痛みのコントロールには定評があります。

三井温熱療法でガンは治るのか?【三井温熱療法が、あなたのお役に立てる理由】 

手術・抗がん剤・放射線の三大療法であろうと、それ以外のあらゆる代替医療であろうと、ガンが治るという根拠はないし、治るという表現もできないということは、ご理解いただけたと思います。

治る人もいれば、治らなかった人もいる。

三井温熱療法に関しては、それが、私の20年間の経験における回答となります。

”体性自律神経反射という生理学をもとにした三井温熱療法は、交感神経反射という、極自然に私たちの身体の中で起こる、反射反応を治療に応用した温熱療法です。”

簡単に言いますと、熱いと感じる程度の熱刺激を皮膚に与えることで、強引にストレスをつくりだします。

そうすると、極短い時間だけですが、心と身体を交感神経緊張が強い状態にします。

全身の血管も、胃や腸などの部分的な内臓の血管も、緊張して縮まります。

熱いという感覚は、痛いという感覚と同じなのですね。

だから心もストレスで緊張しますよね。もちろんこれだけだと、自律神経に対するよい作用とはなりません。

しかし、そのあとしっかりと三井温熱療法独自のやり方で、副交感神経を導き出せば、全身の血管がゆるんで、内臓は、その働きを高めます。

心も気持ちよくなります。心と身体が同時にゆるみ、化学的に痛みの緩和につながるのです。

心と身体が同時にゆるむ。

それはまやかしではない、ごまかしでもない生理学な作用です。

よって三井温熱療法は、ガンを治す、治さないというところに限局されるのものではありません。

が、かならずあなたのお役に立てる根拠のある温熱療法なのです。

治った人?(ガンが消失または、転移があっても生き続けてる人)の共通点とは

 

今回の記事の最後に、ガンが消失できた方や、ガンの転移があるにもかかわらず、元気に生き続けているほとんどの人に共通している事柄について触れたいと思います。

以下は、この記事を書くために調べているなかで、みつけたものです。

一部を抜粋しますね。

”「がんの劇的寛解の起因になったと考えられる9つの仮説を検出しました」”

  1. 抜本的に食事を変える
  2. 治療法は自分で決める
  3. 直感に従う
  4. ハーブとサプリメントの力を借りる
  5. 抑圧された感情を解き放つ
  6. より前向きに生きる
  7. 周囲の人の支えを受け入れる
  8. 自分の魂と深くつながる
  9. 「どうしても生きたい理由」を持つ

Dr. Kelly A. Turner ケリー・ターナー博士

(彼女のプロフィールと書籍も載せておきますね。)

腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析し、1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、治癒に至る過程についてのインタビューを行った。本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生きたいすべての人のためにわかりやすくまとめた著者初の書籍。

がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと

ガンは自分で治すという意味とは 

9つの共通点のうち、7つまでが自分でできることです。

誤解が生じるのは承知の上で、あえて言わせていただくと、ガンというのはそのほとんどが、自分でつくりだしたものなのではないかと、私は考えています。

そうじゃないものもあるのは、わかっています。

しかし、ガンの劇的な寛解9つの理由のうち、「食事を変える・サプリの力を借りる」以外、7つまでもが治療法ではなく”精神論”なのです。

そして医学的に考えれば、ほぼ治らない人が治る例を、長年注意深く観察してみると私には、”7つの理由はまぎれもない事実”だということが確認できます。

そして、「三井温熱療法で、私のガンが治るのか?」という問い合わせをいただくたびに、私はその方に7つの要素に通じるものがあるのかどうかも、極自然に感じ取ろうとしてしまいます。

なぜならば、たしかに、今までの自分を大きく律して、より高い領域に自分の心をもっていけた人が、ガンの寛解を勝ち取っているからです。

そしてそんな方にはとくに、”三井温熱療法は向いている”と、はっきり申し上げることにしています。

 

今回の記事は以上となります。

 

 

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