【慢性炎症】いつまでも痛みがとれない理由

 膝の痛み

こんにちは。

柔道整復師のトクヤマです。

私は医者ではありませんが、医療専門士である柔道整復師。(三井温熱療法師でもあります)

柔道整復師とは、骨折・打撲・ねんざ・挫傷(ざしょう)・軟部組織損傷に関しては、健康保険が効く職種です。

20年の臨床経験があるんですが、難しい患者さんも多く、日々悪戦苦闘しております。

今回は、慢性炎症について書いていきます。

原因不明(だと思っている)、または原因を知っているつもりでも痛みが治らないあなたには、有益な情報になると思います。

慢性炎症が続くかぎり、痛みは治らない

「少し痛い」から、「ものすごく痛い」まで、あなたが感じる痛みにはいろいろありますが、

治らない人、多いですよね。

ほんと、治らない。

今回は、内蔵とかの病気の痛みの話じゃないです。

腰とか、膝とか、肩こりとか頚とかの痛みの話になります。

「痛いのがずーーーーっと治らない!」

「ビリビリ痺れるのがずーーーーっと治らない!」

痛い本人には、ずーーーーっと治らない、その原因がわかりません。

痛み止めが少し効いたりもしますけど、また痛くなる。

ひと月以上も痛み止めを飲んでる、なんて方も結構多くいたりして、もしかしたらあなたもそうかもしれませんね。

  • あなたがもし、医者に診てもらってもダメ。
  • あなたがもし、医者以外の優秀な治療師の先生に診てもらってもダメ。

だと感じるなら、あなたのその治らない痛みの原因は、慢性炎症かもしれません。

なぜならそうでないかぎり、あなたの痛みや痺れは治るからです。

「スイマセン・・・・、これだけでは言葉が足りませんでした」

「慢性炎症を知るだけではダメで、信頼できる先生にきちんと痛みの処置はしてもらってくださいね。」

急性炎症と慢性炎症は全然ちがう

炎症という言葉は、聞いたことがありますよね。

でも、炎症の意味を理解してる人はそう多くないはず。

ですので、”あなたの治らない痛みを治すためには”、是非理解してほしいところです。

なのでわかりやすく、ざっくりと説明しますね。

炎症には急性と慢性があります。

急性はわかりやすいですよ。

  • 捻挫したことありますか?
  • 骨折したことありますか?
  • ぎっくり腰なんかはわかりやすいですよね。
  • 共通しているのは”相当痛い”、というところ。自力で歩けるかどうかもわかりません。

さてこんな急にあなたに訪れる、とんでもないでき事とそれに伴う激しい痛み。

こんなときは、あなたの痛い場所は急性炎症になってます。

さて、治療法は、骨折ならギプス固定。 捻挫なら包帯グルグル巻。 ひどいぎっくり腰なら寝てるしかない。

いずれも共通しているのは、安静です。

安静にしてりゃ、そのうち痛みはひいていきます。 いや、痛すぎて安静にしてるしかないんですよ。

ですので、そのうち治る。(痛みが限りなくゼロにならないことも多いですけど)

ということは、例えば膝が痛い人、多いですよね?

でも痛すぎて安静にしてなきゃならない人は、私のところには来ないです。

「足を一歩踏み出すのも痛い!」なんて人は病院に行くしかないですよ。なぜならば急性炎症をおこしているからです。

こんなときは、適切な処置(固定や投薬)が王道です。

痛みの目安もはっきりしていて、ちゃんと安静にしてれば2日でむちゃくちゃ痛いところからは抜け出します。

そして2週間くらいでだいぶラクになり、適切な処置のもとで管理すれば(通院も必要)3ヶ月でもとどおりになる。

これが急性炎症です。(治し方の方法を間違えると、慢性炎症に移行しますので要注意です!)

あなたの痛みは急性炎症ですか?それとも慢性炎症ですか?

  1. 正座ができない?
  2. 長く歩くと痛い?
  3. 膝に水が溜まる?
  4. たまに痛くなると、何か注射をしてもらってる?

3ヶ月も、半年も、いやいや一年以上もそんな状態なら、慢性炎症になってます。

  • 治りにくいです。
  • めんどくさいです。
  • 治るか治らないかは、まさにあなたの自覚次第ということになります。

慢性炎症だと自覚してる人なんか、ほぼいませんね。自分の膝の痛みにだけに眼を向けているんですね。

でも、”あなたのせいじゃないことが多いです。” 診てくれてる人に、あなたの膝を治す気がないだけです。

専門家であるはずの、あなたを診てくれる誰かが、あなたの痛みにばかり目を向けた対処療法しかしてくれないから、

いつまでたっても膝が治らない。根本的に痛みがとれることはない。それどころかますます酷くなる。

慢性炎症を止めろ!

  • あなたがもし、膝が痛くて整形外科に行き、湿布と痛み止めだけの処方ならば。
  • レントゲン写真だけをみて軟骨がすり減ってると言われたら。
  • 膝に溜まった水を抜いたり、ヒアルロン酸の注射をしてもらい、少しの間はラクだけど痛みが戻ってしまうのなら。
  • 2ヶ月以上、痛みがラクにならないのなら。

”今すぐに、膝に負担のかかることをやめて慢性炎症を止めることを考えましょう。”

”慢性炎症を止める方法はあります。難しいことじゃないです。あなたの足首を、とにかくやわらかくしてください。”

「おいおい、私が痛いのはヒザっ!ヒ・ザ!」・・・・・わかってます。

でもね、痛いところだけに眼を向けてはいけません。あなたのヒザの痛いところには慢性炎症が起こっているんですね。

慢性炎症を止めるために一番優先すべきことは、ヒザへのストレスを減らすことなんです。

盲点です。治す役目を担う人も、治してもらいたい人にも見えていない。

見えてないので、慢性炎症が原因のヒザの痛みが治るわけないですよね。

足首が固いと、ヒザが捻られる(ねじられる)

痛み止めや湿布、ヒアルロン酸の注射、温熱療法やマッサージ。

あなたが受けてきた治療法は間違ってはいません。だって少しは痛みがラクになるじゃないですか。

問題はその後です。ヒザが捻られる状態はまったく変わっていませんよね。

せっかく痛みがラクになっても、椅子から立ち上がったり、かがんだり、歩くだけであなたのヒザは捻られてしまいます。

そうなると、またあなたのヒザの慢性炎症を起こしているところに捻じれというストレスが襲いかかります。

いつまでも痛みが治らない原因がこれです。

まとめ・足首をやわらかくする方法

方法はいろいろあります。でも一度にいろいろはできませんよね。

ですので、これだけはしてください。

”ヒザと足首の間の筋肉をやわらかくする。これで足首はやわらかくなります”

筋肉の名前は後脛骨筋(こうけいこつきん)と腓骨筋(ひこつきん)です。

足首さえやわらかくなれば、方法は何でもいいんですが、

私がオススメしている、足首をやわらかくするための動画がありますので、参考までに載せておきますね。

<後脛骨筋(こうけいこつきん)のセルフケア>

 

<腓骨筋(ひこつきん)のセルフケア>

 

慢性炎症が原因の膝の痛みが少しでもラクになれば幸いです。

徳山聖徳

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