【三井温熱療法】、という温熱療法は、「ガン・難病に効くとされる温熱療法」として、数人の、多分名前を出せば知ってるかもしれない、代替療法を推進する医師たちにより、書籍などを通して浸透してきた特殊な温熱療法です。
ガン・難病専門の温熱療法から、自律神経専門温熱療法へ
「特殊な温熱療法」、として位置していたころに温熱療法を学んだ当時の私の患者さんは、
まさにほぼ全員ガン・難病の方ばかり。
もともと三井温熱療法を創り出した三井と女子先生の著書、「注熱でガン・難病が治る」を読むことをきっかけにこの道に飛び込んだ私です。
「ガン・難病の方たちに温熱するのは当然」、だと思い、少しでも治ることの助けになれば、と日々全力で熱を注ぎ込みました。
当時は「ほぼ95%はガン・難病の患者様」
書籍の影響ってすごいですよね。
温熱療法を受けに来る方は、ガンを治しに来てるんですね。
「命かけて私のとこに来るわけですよ。」
そういう時代でした。
相当な数の患者さんと、しかも命を賭けて温熱療法を受けに来る患者さんと永きにわたり相対してくると、なんとなく視えてくるものがあります。
そういった経験も踏まえ、今一番私が治したいと思ってるのが自律神経が原因で不調を抱える方たちです。
生きることに直接影響する、自律神経失調症
「人生を楽しみたい!」それが彼女の望みだった。それを阻んでいるのが彼女が抱える自律神経失調症の症状。
「なぜその症状を取りたいか?」というカルテの項目に書かれた、切な訴えだった。
それは、どこに行っても自分が望む効果を実感することができない症状。
ネットの無料動画で紹介される自律神経のセルフケアでは、解消されることのない悩みだ。
「診ればわかります。これはかなり重症だ。」
「自律神経の症状としては重症レベル」、ということです。
上手く、巧く、温熱療法をしていかなくちゃいけない。
三井温熱療法は、ただ温かく、気持ちがいいだけの温熱療法ではないですからね。
する方にも受ける方にも、温熱療法に対する深い理解と覚悟が必要です。
でも患者さん(クライアント、またはお客様)に最初から深い理解や覚悟などありません。
昔々みたいに、三井先生が書いた書籍を読んで、よく理解したうえで来てくれるわけじゃないのですから。
この温熱療法への深い理解と受ける覚悟(気持ちいいだけの温熱じゃないからね)を相手がわかるところまで落とし込むのは、施術者の大事な仕事です。
これができないと温熱療法の技術が匠でも、自律神経が原因でお悩みの方に最大限の効果は出せないでしょう。
そして最大限の効果をあげない限り、私は彼女の「人生を楽しみたい!」、という希望は叶えられない。
その希望を満たすために、与えられた環境で全力を尽くします。
それがやがて将来の病気予防にも繋がることを見据えて。
徳山聖徳
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