坐骨神経痛の真実(№3)

腰痛

「坐骨神経痛の真実(№2)」の続き

前回症例に出した、50代の女性の、お尻から足の後ろにかけての痛み(坐骨神経痛)については、腰の骨の右側から、足の方に向かってでてくる坐骨神経が、腰の骨の変形によって圧迫されているから、という理由だった。

整形外科でくだされる典型的な診断である。そして、痛み止めと湿布の貼り薬を処方されただけ。当然よくなるわけがないのだ。それではどうすれば痛みや不快感がラクになり、その女性の抱えるお悩みが解消されるのか?

慢性腰痛攻略の鍵は

ズバリ言おう! 原因は股関節だ。ほとんどの坐骨神経痛、いわゆる慢性腰痛の方は、ほぼ全員股関節が硬い。想像してみてほしい。腰の骨は、前や後ろに曲げたり、後ろを振り向いたりするときに、見た目では柔軟に動いているように見える。でも実際に腰の骨(腰椎)の動きはものすごく小さく、ほとんど動かない構造をしているのだ。

それではあなたが日常、腰を曲げたり伸ばしたりといったときに、大きく動いてるのはどこなのかというと、股関節。腰の骨じゃなくて股関節である。

なぜ股関節が硬くなるのか

股関節は肩の関節と同じく、自由度が高い関節であることは想像できると思う。

家事やいろんな作業を行うには、股関節が柔軟であれば支障がでない。しかしパソコン業務や、その他デスクワークにおける長時間の座位、それに加齢による悪い姿勢の持続から、股関節を支え、動かす筋肉が硬くなってしまう。

主にお尻の筋肉と太ももの内側の筋肉、太ももの前側の筋肉などは、強力な力を発揮する筋肉で、これらが硬くなることにより、本来自由度の高い大きな動きをする股関節が硬くなりその分、ほとんど動かない腰の骨(腰椎)が動きすぎてしまう。

股関節が硬くなると、腰の骨が壊れるという事実

椎間板ヘルニアも脊柱管狭窄症、そしておなじみのぎっくり腰も、急性期の激烈な炎症による痛みが治まれば慢性腰痛として残り、働きすぎや座りすぎ、それに精神的ストレスにも影響され、日によって症状が軽かったり、とても痛かったりする。ほとんどの慢性腰痛の人は、痛みやしびれをなんとか抑え込み、心身ともに制限された状況にあるものだ。

まずは臀部(お尻)の筋肉を弛めよう。

坐骨神経痛の症状を緩和して、日常の煩わしい慢性腰痛から逃れたいあなたがまずやること。

臀部(お尻)の筋肉をやわらかくしてほしい。どんな方法でもいい。お尻が柔らかくなれば、腰痛の半分はよくなるのは、効果実証済みである。

もしあなたが、整骨院、整体院、マッサージなどに行ったときは、よく注意して受けてみてほしい。なぜなら、お尻の筋肉を徹底的に弛めることをしないところに行っても、あなたの腰痛が治ることはないから。

お尻の筋肉にこだわる治療を行う人がいる院は、坐骨神経痛を始めとする、慢性腰痛の本質をよくわかっているところだろうから、安心して任せてみていいだろう。

坐骨神経痛からの開放

慢性坐骨神経痛の、腰や臀部や足に感じる痛みやしびれのほとんどが、股関節周囲の筋肉のコリが原因なので、筋肉をきちんと弛めてあげれば、腰の骨(腰椎)にかかる負担が減るので、腰痛はラクになる。たとえ、骨の変形や椎間板がすり減ることによる神経の炎症があっても、股関節を弛め、腰椎や椎間板にかかる負担を軽くしてあげれば、やがて局所の炎症もとれていくのだ。そしてさらに股関節を柔軟にしていけば、あなたを散々悩ませていた坐骨神経痛から開放される日は必ず来る。

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