坐骨神経痛の真実(No2)

三井温熱

慢性腰痛の実際とは

画像は背骨(脊椎)のMRI画像。

三井温熱療法を施す現場において、慢性腰痛の方があまりにも多いのは事実。なので、このブログでも有益な情報を伝えていくべきだと思う。なぜなら、慢性腰痛の原因や治し方を知らない人がとても困っているという現実を日々、目の当たりにしてるから。

実際の患者さんの例を挙げてみよう。

女性、50歳位。 3年ほど前に転倒して右の坐骨付近を強打した。

その後、右のお尻あたりと股関節周囲、太もも後ろからふくらはぎにかけての重だるさを常に感じるようになる。今、最も辛くストレスを感じるのは、家事が思うようにならないこと。長時間座っていられないこと。

三井温熱を行う前にまず、相手のお話をじっくりと聞くことが大事だ。その人が何に悩み、何を望んでいるかを、よく考えて問診をしていく。この方は坐骨神経痛による、慢性腰痛の痛みだけに悩んでるんじゃなくて、そのために家事や読書ができないことに悩んでるんだ。

私が常に気にしてること、それは痛みにフォーカスするだけじゃなく、痛みによって阻害されてる人の望みに目を向ける。

施療(治療)をうまく行うために、ものすごく重要なことである。

あなたの坐骨神経痛がよくなるプロセスは?

あなたの坐骨神経痛による慢性腰痛を治すために、私は温熱や手技療法を使う。

整形外科で撮った、レントゲンやMRIの画像診断も大いに参考になるし、あなた自身が、画像診断により慢性腰痛の事実を知ることで、その場しのぎで痛みだけをとる治療が、いかに無駄であるかがわかるからだ。

腰痛の本当の原因を知り、原因に目を向けた治療をしていかなければ、いい結果などでることはない。

過去の怪我の後遺症が、現在の腰の痛みに繋がることもあるし、スポーツ歴や職業など生活習慣を細かく分析する必要がある。

はっきり言って、細かい問診をすることなく、あなたにとって有益な施術(施療)などできない。細かい問診をする時間のとれない保険診療で、慢性腰痛など治るわけがないのは当然のことだ。

徒手療法(手術なしでよくする方法、このブログ内では温熱や手技療法)で結果がでなければ、整形外科の出番ということになる。脊柱菅狭窄症や変形性股関節症の患者さんが、100%ではないにしろ、手術でよくなる例があるのは事実なので、この現実は認めるべきだというのが私の意見だ。もちろん腕のいい、経験豊富な整形外科医にしてもらうために、事前に徹底的に調べる必要はある。

手術したことを後悔しないためにも、できる限りの情報は集めるべきだ。

先程例に出した、坐骨神経痛の女性の方に、私がどのような施術方針を立てたのかについては、次回でまた述べさせていただく。

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