自律神経に対する温熱の効果【一例】

三井温熱ブログ

私が診させていただく方の中には、酷い自覚症状を伴う肩こり、首コリを訴える人が多い。

詳細な問診をとるなかで、過去にムチ打ち(頚椎捻挫)をしたという話がでることも少なくない。

ツライ肩こり・首コリの他、頭痛、目眩、悪寒、吐き気、どうしようもない身体の怠さも伴う例もあり、これは明らかに、自律神経が原因である。

どこに行っても、何をしても、ツライ症状がスッキリしないことが多いらしく、迷い迷って温熱療法に辿りついたのだ。

今回は、実際の話から私が行う温熱療法が、ムチ打ち(頚椎捻挫)をきっかけに発症する様々な自律神経症状に対して、果たして効果があるのかということについて書いていく。

効果はあるのか?

私は20年位、温熱療法の仕事に携わっている。

温熱療法といっても様々あるが、私は三井温熱療法のみの経験しかない。その三井温熱療法も、現在ではやり方がいろいろあるので、私が行うものはあえて、「高温熱刺激療法」として区分けしている。始めの5年位は、診る人ほぼすべて、ガンを患う患者様。三井温熱療法といえばガンに対する優れた温熱療法として認識されていた時代だから自然とそうなった。

その後、私の診る患者様の症状は劇的に変化していき、腰痛、肩こり、首コリ、自律神経失調症を原因とした、様々な不定愁訴に苦しむ人たちにシフトしていくことになる。

なので、ムチ打ちの後遺症として発症した自律神経失調症に効果があるのかないのかを、ある程度は判断できると思う。

結論として、いままで効果はあったし、今も効果を出し続けている。

5年前のムチ打ちをきっかけに、苦しんでいる症例

50代女性。

初診である。問診票の人体図には、頚、肩、腰と太ももにかけて、マルで囲みがされていた。

一つひとつ、詳細に聞いていく。全部一辺には解決しないのは、当たり前。問診に30分位かかるし、そのくらい時間をかけなければ、問題解決に至る糸口もみえてこないのだ。

2週間前からの頚(くび)の激痛、そして悪寒と頭痛

この時点で、完全に自律神経症状が伴うことは明白である。激痛になった原因は、普段からしばしば通う治療院で施された骨の矯正治療によるものだと思う。

毎回、頚椎の2番目と3番目がずれていると指摘されるらしく、毎回矯正されていたという。今回は矯正後の激痛というわけで、原因は明白だ。

患者さんにきちんと原因を納得してもらうと、温熱はうまくいきやすい

明らかにはじめから負担がかかっていた頚椎に、力学的治療を行ってしまったことから炎症を起こし、頚の周りの筋肉も、異常な緊張状態になった結果の症状。

頚部には、自律神経の交感神経細胞がたくさん集まっているため、(わかりやすくするために、かなり大雑把な表現になっている)炎症が起こると頭痛や目眩、悪寒、吐き気など、自律神経の働きが暴走してしまう症状が起こってしまう。

こんな症状は、薬でコントロールすることは意外に難しい、やわな民間の自律神経療法では効果が薄い。

三井温熱の高温熱刺激が望ましい。しかし、高温熱は刺激が強いため、下手にすれば、さらに交感神経の活動を暴走化しかねないので、高温熱刺激の特性をきちんと納得してもらい、患者様にも温熱治療に協力してもらうことがとても重要だ。

強引に揺さぶるからこそ、確かな結果につながる

熱刺激と快刺激(抽象的表現なので、想像力が必要)を使い分けなければ、善い結果はでない。そして結果を出せる人は、それほどいないということも、事実なので言っておく。

高温熱刺激による三井温熱療法は、私の経験では、確かに効果があると言えるけれど、それを行う人によりけりだということも知ってほしい。自律神経を強引に揺さぶるほどの熱刺激は、刺激のバランスに誤差があればあるほど、マイナスの結果になることもある。マイナスになるくらいなら、温かい、リラクゼーションな温熱のやり方のほうがいいに決まっている。

先程の症例に出させていただいた女性。

頚を整え、筋肉の緊張を溶いたうえでの温熱。初回なので、きちんと説明し納得してもらった上で、高温熱による施療(実際に温熱を行う行為)をさせていただいた。

「熱いけど気持ちがいい」 これが大事だ。そして次回から段階を追って温熱刺激のレベルを無理なく上げていく。

こうしていけば、ほぼ間違いなく、さらに効果を感じていただけるだろう。

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