あなたは、温熱が効きやすい人?

三井温熱

熱くない人には効かないという事実

温熱は効く。とりわけ、高温熱刺激の温熱は効く。

でも実は、効きやすい人と効きにくい人がいることをご存知だろうか。効かせるために、あなたがあっと驚く程の、「あっちい熱刺激」をするからだけではない。確かにあっちい熱刺激は、初めて温熱を受ける人にはハードルが高い。でもそれは、温熱をする側の技術と、相手が心から納得できるだけの説明を繰り返すことができれば、らくらくと乗り越えられるハードルである。このハードルを越えたいわゆる「温熱先生」は、高温熱刺激の効力を思う存分に発揮して、あなたの複雑な症状に対処し、根底のお悩みに迫ることができるだろう。問題は、ハードルを越えた熟練の温熱先生がぶつかる難題とも言える事実。

それは熱がらない、もしくは「熱くない人」だ。

熱くない人は危険

ここからは、「高温熱刺激による温熱」を受けたことがある人じゃないと、想像がむずかしいかもしれないが…..

「原点の三井温熱療法」は、背中に多くの時間をかける。その理由は、背中に内臓の疲れがコリとして現れやすい、「生理学的な特徴」があるから。

背中の筋肉が広い範囲で硬くなるので、腰痛や肩コリ、首コリもツラくなるから。よってその人は、身体的ストレスにより全体的に調子が悪く感じてしまうのだ。高温熱刺激による温熱療法は、背中のどこに、たくさん熱刺激をするべきなのかが、手に取るようにわかるので超効率的だ。その理由は、「刺激ポイントが、他の部分と比べてメチャクチャあっちいからなのである」。あっちいから、身体を動かしたり、熱いという感情を言葉に出して教えてくれるので、火傷をすることなく、相手に過度の負担をかけることもなく、最後は極上の気持ちよさとともにラクになれるのである。じゃあ、明らかに熱いはずなのに、熱くない人がいたらどうなのだろう。

実に危険なのだ。私は考えるだけで恐ろしくなるのだ。

熱くないと響かないので効かない

悪いところを、すばやく見つけて熱刺激することで、生体内に大きな反応を呼び起こす。これがプロの仕事だ。しかし本来なら、危険な痛みや熱さが加わったときに、それを本人に素早く教えてくれる皮膚の感覚。

それが、鈍い状態になっていたら。

事実、現場ではよくあることなのだ。これでは悪いところが正確に確定できないので、熱刺激点を絞り込むことが難しい。絞り込んでも反応が鈍ければ、身体の中に熱刺激を響かせ、効かせるために、何度も同じところをやらなきゃいけなくなる。

火傷の危険性を避けるために、消極的な温熱になってしまうのだ。

これでは、最大限の効果をだすことができない。

でも諦めない

こんなとき、私はコツコツとやらせてもらう。地道に皮膚を刺激していけば、痛みを伝える皮膚感覚が、少しづづ正常に近づいていくことが多いから。響かない温熱は無駄な熱さとなり、効きも悪くなるので、なんとか効かせるために、火傷に注意しながらやっていくのだ。でも1回の温熱くらいでは、異常な皮膚感覚がもとに戻ることはない。

皮膚感覚に異常が生じてる人には、いくつか特徴があるので書いておこう。

  • 強いマッサージなどに、慣れている方
  • 精神的ストレスで痛みを我慢する癖が強くなっている方
  • 重度の糖尿病の方
  • 薬を多く、そして長い期間飲み続けてる方
  • 痛み止めを常時服用されている方
  • その他、原因不明の方

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